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第91回 メーデー宣言

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第91回メーデー「富山県集会」は、新型コロナウィルス感染予防のため中止となりましたが、実行委員会は5月1日に次の「第91回メーデー宣言」を発表しています。

第91回メーデー宣言

 1920年5月、東京・上野公園で日本初のメーデーが開催されてから100年目を迎えました。第91回メーデー富山県実行委員会は本日のメーデー集会およびパレードの準備をすすめてきましたが、新型コロナウイルス感染が富山でも拡大する中で中止とすることを決定しました。しかし、メーデーの起源である「8時間労働」は1世紀を経た今も重要な要求課題となっています。また経済のグローバル化が進むなかで、新自由主義的「緊縮政策」や労働法制改悪に反対し、格差是正と貧困解消など社会的公正を求める声が世界各地で広がり、たたかいがいまも続いています。国内においては、安倍政治による「桜を見る会」や「森友改ざん文書」など政治の私物化、改憲先取りの軍事費の突出など戦争する国づくりが推し進められようとしています。いままさに改憲を許すのか、それとも憲法を守り、いかす政治・社会の実現をめざすのか、日本の進路をめぐるたたかいの攻防が激しさを増しています。

すべての働く仲間のみさん
 安倍政権の7年間、先進国で唯一、労働者の賃金が伸び悩み、国民の生活状態が悪化し、GDPの6割を占める個人消費が冷え込むなかで日本経済回復への道はいっそう不透明な状況にあります。こうした中、安倍政権は昨年10月に消費税10%への増税を強行し、家計への直撃と「消費税倒産」を生み、国民の生活状況と中小零細業者の経営に深刻な影響を及ぼしました。さらに今回の新型コロナウイルス感染の拡大は、労働者の雇用不安・国民の生活不安を深刻化し、中小零細企業の倒産など日本経済が危機的状況に陥るなど、誰も想像できなかった未曾有の事態を招いています。まさにアベノミクスの失敗とグローバル・サプライチェーンや医療提供体制の不備、公共サービス削減など危機管理に対する日本の脆弱ぶりとその政策の誤りが衆目の知るところとなっています。
 私たちは安倍政権に対し、消費税減税、軍事費削減、大企業への内部留保税などを財源にした大型補正予算の実現を強く求めます。また労働者への賃金・雇用保障、中小零細業者への直接助成による経営救済など、すべての国民の不安を解消する「自粛と補償」一体の緊急コロナウイルス対策を求めます。

すべての働く仲間のみなさん
 安倍首相は米製高額兵器の「爆買い」など過去最高の軍事予算をつぎ込み、防衛大学校卒業式で憲法9条に「自衛隊を明記する」ことを改めて表明するなど改憲への意欲を示しました。この間、安倍政権をはじめ「日本会議」など改憲勢力の策動に対して、市民と野党の共闘の力で自民党改憲案すら提示させず、世論と運動の力で改憲の動きを押しとどめてきました。こうしたたたかいに確信を持ちつつ、安倍9条改憲発議をストップする「緊急署名」の推進と、市民と野党の共闘の中央・地方での更なる大きな前進、発展をつくりあげていくことが求められています。「緊急署名」の全国的なとりくみ推進と市民と野党の共闘で安倍政権の退陣と国民本位の政治実現をめざしましょう。

すべての働く仲間のみなさん
 グローバル企業が政治と経済を支配する状況でも、世界の労働者は連帯したたたかいで要求を前進させています。歴史的な核兵器禁止条約の批准国は36か国に広がり、条約発効まで間近となっています。
 いま全世界で猛威をふるうコロナウイルスによる雇用危機が世界の労働力人口の4割、12億人に及ぶとILOは報告、早急な経済対策を取るよう求めています。第2次大戦以来の「最も深刻な世界的危機」に直面する今、世界の労働者が連帯し、人類の英知を総結集し、終息への最大限の努力をおこなうことを強くよびかけます。
 私たちは、世界の労働者のたたかいと響きあい、多国籍大企業のための新自由主義とたたかい、8時間働けばまともに暮らせる社会の実現、貧困解消と格差是正、ジェンダー平等、多様性の尊重を求めます。持続可能な社会、戦争のない平和な世界をめざし、働くものの手で、未来をつくりだすために。

働くものの団結万歳! 世界の労働者万歳! メーデー万歳!

2020年5月1日
                      第91回メーデー富山県集会実行委員会

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