こんにちは、TKDです。
高倉健さんに続き、今日、菅原文太さんが亡くなりました。「巨星墜つ」と表現するよりも、「巨星、天に昇る」と表現したいです。ここ数年は積極的に政治について発言しておられました。以前紹介した(と思う)『ほとんど人力』(小学館)という対談集では、戦争屋憲法、集団的自衛権、原爆と原発、沖縄と米軍基地などについて、17人の達人たちとリベラルな視点で語り合っていました。一言一言が「遺言」のように思われます。
さて、この土日は全国委員長・書記長会議に参加していたのですが、またやってしまいました。いや、スマホは持っています。今度は切符です。土曜の朝、はくたか1号に乗車したところ、自分の座るはずの席に別の人が。声をかけて切符を見せてもらったところ、同じ席番が。あれっ、と思って自分の切符をよく見たところ2日前の日付。どうやら間違った日にちを伝えて買ったようです。でも、「土曜」と言ったのは覚えてるんですけどね。まあ、もらうときに確かめていなかったんだからしょうがない。越後湯沢まで立っていき、新幹線は1本遅らせました。まったく、なにをやってるんだか。
ところで、28日(金)に『MASTERキートンReマスター』浦沢直樹・長崎尚志(ストーリー)が発売されました。私にとってバイブルである『MASTERキートン』シリーズの続編です。『MASTERキートン』は何度も繰り返し読みました。世界情勢の見方や、人間を信じること、などいろいろ教わりました。長男には、主人公の名前=太一を名付けようか、悩みました。そして、20年ぶりの新作です。主人公のキートンさんをはじめ登場人物たちは20年年をとっています。読んでみて思ったのは、この20年間で世界はさらにひどくなっているということ。ただ、キートンさんの勇気と優しさは変わりません。最後の話、「栄光の八人」。フォークランド戦争の時に、キートンさんも含めた英軍の8人がゴムボートで島に上陸する場面から始まります。尖閣を連想してしまいます。それから30年。戦争は生き残った者の心にも傷を負わせています。戦争はいけない。この国が戦争に向かおうとしている今、作者2人が今この時代だからこそ伝えたい話だと思います。