いよいよ2学期が始まった。
先の日曜日に、全教の呼びかけに応じて、「10万人国会包囲行動」に参加した。12万人が集まった。未曾有の参加数である。
地下鉄・永田町駅に降りると、既に、改札口から満員。地上に出るまでに、かなりの時間を要した。地上に出ると、生憎の小雨の中、全国からの参加者が国会周辺を埋め尽くしている。「傍観者であってはならぬ」という意気込みを感じる。
いま、政治を語る事に、多くの教員が「自己規制」をかけているように思われる。しかし、教員が「よりよい教育」を求めるならば、政治から無縁で生きる訳にはゆかない。主権者教育とは、まずもって、「自分自身の意見を持ち、それを自分の声で語ろうとする態度」を生徒たちに育てることではなかろうか。となれば、教員自身が、まず、広く社会を見渡し、自分自身の意見を形成し、それを表明しようとする姿勢を持たねばなるまい。
もはや、この国の政治に対して、超越的な態度の「傍観者」であってはならない。その思いを高めることが出来た歴史的な行動に参加したことを、誇りに思っている。