書記長日記

教研の秋

一昨日の土曜日、名古屋に出張。暑さで参った。しかし、昨日は、雨で気温が下がる。夏の間、家で履いていた半ズボンを止めた。本日は、朝書記局に出勤しても、クーラーを点けなかった。一雨ごとに、秋は深まって行く。

さて、秋と言えば教研である。

本年度は、9月20日(日)の「県民におくる夕べ」(オーバードホール、13時開場)からスタートだ。県合同教研は、11月3日(火、文化の日)に富山大学工学部で開催。

一方で、支部教研の準備も進んでいる。

★富山支部は、11月21日(土)13:30から名古屋大学の中嶋哲彦さんを講師に呼ぶ予定。

私が担当する高岡支部も準備を進めている。

★高岡支部は、11月20日(金)18:30から「高岡文化ホール・3階・第4会議室」で筑波大学大学院教授の伊藤 益(いとう すすむ)さんを講師に、「教育改悪と国立大学文系学部の現状」と題した講演を予定している。

先日、講師の伊藤氏から「講演の主な内容」が送られてきたので、以下に掲載する。

「政府文科省が現在推進する教育改革は、主要国立大学のグローバル化をめざすものであるが、グローバル化とは何かを具体的に示すものではなく、しかも、グローバル化に必要な運営費交付金を増額するどころか、大幅に減額している。その結果、各国立大学では文系学部の人員削減を余儀なくされている。このままでは主要国立大学の文系学部は、早晩たちゆかなることは明白である。この現状に鑑み、わたしたち国立大学文系学部教員は何をなすべきか、どのような理念を以て政府文科省と対峙すべきかを考えたい」

講師の伊藤氏の専門は、倫理学・日本思想。親鸞研究、万葉集研究などに大きな業績を積み上げている一方で、現在の安倍「教育再生」に対して批判的な考察を続けている。また、高岡にゆかりのある大伴家持にも造詣が深い。御尊父は、万葉集研究の泰斗、故・伊藤博筑波大学教授。

いよいよ、教研の秋が始まる。学びを深めたい。

 

 

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