昨日、亡父の七回忌を行った。暑い日であった。
6年前の今日、父が87歳で死去した。これも誠に暑い日だった。
それから6年間の日々が経過した。その間に、娘は結婚し、私は満60歳となり定年退職している。月並みな言い方だが、月日の経つのは誠に早いものだ。
昨日の法要で真宗の『正信偈』を唱えたが、かつて亡父がこの偈の意味を私に通釈した事があった。真宗に傾倒していた父であった。私が中学生の頃に、『歎異抄』を私に読ませ、その意味や意義を解釈した。当時は、「実にメンドーだ」としか思わなかったのだが、こうやって歳をとると、やや有り難い気もする。
遙か彼岸のお浄土とやらで、父はどう過ごしているのだろう?私たちがそこへ至るのも、そう遠い日ではあるまい。それまでは、真摯に生きたいものである。