書記長日記

雨の日曜日

久々に雨の日曜日、夫婦二人での「水入らず」の休日だ。

雨の日は、なんだか落ち着いて、普段の喧噪を忘れる。

初老の夫婦が日長一日を静かに暮らしている。こんな日には、フト、田中冬二の詩を思い出す。

くずの花  

     田中冬二

ぢぢいと ばばあが だまって 湯にはいっている

山の湯のくずの花

山の湯のくずの花

ただそれだけの詩だが、佳い。

いつの日か、こんな老後を過ごす事が出来るだろうか。もし出来れば、それもまた佳しである。

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