書記長日記

「共謀罪」を学ぶ

昨日は17春闘勝利の中央行動に参加した。朝の富山は雪。しかし、東京は馬鹿っ晴れであった。

集会・デモの最後に、参議院会館にて全教・教組共闘連絡会主催の院内集会が開催された。「共謀罪の創設を許さない緊急学習決起集会」である。最初に、自由法曹団の三澤弁護士の話を聞いたが、大きな学びとなった。以下、参考になった点を列挙する。

★「共謀罪」が言う「組織的犯罪集団」とは、何も特別の集団ではなく、如何なる集団であっても「犯罪をする団体に『一変した』」と警察・政府が認めれば全ての団体が対象になる。

★「共謀罪」においては「内心」が重要であり、「内心」の証拠は自白が一番。よって、これまで以上に自白が強要され冤罪発生の危険性が高まる。

★なぜ政府は「共謀罪」を作りたいか?それは、2015年の戦争法成立、16年の刑事訴訟法改正(=盗聴法拡大、司法取引新設等)に続く「総仕上げ」のために「共謀罪」を作り上げたいのだ。

などである。

誠に馬鹿げた事だ。しかし、放置しておくとその馬鹿げた事がドンドン進んで行く。ここは、私たちもこの「共謀罪」について更に学びを深め、その阻止のために声をあげ行動を起こしたいと思う。そもそも人の「内心」に踏み込む刑罰などあってはならぬ。そう誓った中央行動だった。

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