書記長日記

週末の出来事

早いもので、6月も中旬です。6月29日~30日の定期大会の準備に向けて大詰めを迎えています。そんな中、昨日(16日)は第91回富山県労連評議員会が開催されました。各単組からの報告は、生々しく、考えさせられました。看護や介護などの医療従事者でつくる民医労からは「慢性的な人手不足。夜勤協定があるものの、協定を上回る夜勤をこなさなくては職場が回らない」という報告。医療従事者の方々、本当に頭が下がります。年金者組合からは「65歳以上の刑法犯が全国で4万7千人いるが、そのほとんどが『万引き』によるもの。国民年金だけでは食べていけない。犯罪に手を染めるのはフツーの人。刑務所から釈放されても4割は『刑務所に戻りたい』と言う」との実態や「年金裁判を闘っているが、原告となっているのは、厚生年金を受給している者ばかり。無年金や低年金の人たちをどう組織化していくことができるか」という課題を話されました。話を聞くと、年金者組合自体が高齢化が進んでいるそうです。「年金は高齢者だけの問題ではなく、若い人の問題でもある」との指摘がありましたが、まさにその通りです。安心して老後を過ごすためにも、年金制度の抜本的な見直しが必要です。Co-opからは「配送員の不足」を話されました。5%ほど不足しているようです。他の職種の配送は、人手が足りず、部長職の人も配送を行っているとか。安い賃金での労働に、人がどんどん辞めていくそうです。どこかおかしい日本の労働者の働き方。「働き方改革」関連法案が国会で審議されていますが、誰が「高度プロフェッショナル制度」の導入や「過労死ラインの合法化」を喜んでいるのでしょうか。変えていきましょう!日本の政治や経済の仕組み。

今日(17日)は、第2回教員採用試験対策講座を開催しました。「個人面接」「集団面接」「模擬授業」と受講者は3つを練習しました。自分は「模擬授業」を担当しましたが、自分よりも20歳以上離れた教員志望の方々と時間を過ごすのは、楽しいものです。自分でも現場にいるときは中々できなかったことを、偉そうにイケシャーシャーとアドバイスしました(ごめんなさいね)。教員採用試験を受ける方、あと本番まで5週間です。頑張ってください。

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