教育のつどいが、8月19日~22日に初めてオンラインで開催され、富山から14名が参加しました。
初日の全体集会(約1,300人が参加)では、元京都大学学長でゴリラ研究で有名な山極壽一さんによる「教育の原点とは何か」のテーマで講演が行われました。「教育は贈与であり、見返りを求めるものではない。利益を求めるところではないという言葉が、心に残った」「今日のキ―ワードは共感力。共感力を育むような実践をしていきたい」「たくさん共感できる話だった」「言葉だけではダメというのが心に残った。生徒と接するときも言葉だけではだめ。いろいろなことに気が付かされる講演だった」などの感想が寄せられました。教育の原点やあるべき姿に対して示唆に富むお話でした。
その後の特別企画-「3.11から10年」は、被災地の宮城・福島から当時の様子、震災学習の様子、10年たった“今”について語られました。
2日目は、「コロナ禍の子どもたち」「教育のICT化と子どもたち」「コロナ禍のもとゆきとどいた教育」「多様性って何?」の4つのテーマでフォーラムが行われました。どのフォーラムでも子どもたちの声に耳を傾け、子どもたちが主体となることの大切さ等が共有できました。
3、4日目は、30の分科会が実施され、2日間でのべ約1,250人が参加し、全国の実践報告を受けて参加者の活発な意見交換・議論がなされ、充実したものとなりました。
「教育のつどい2021 」は、4日間の日程で、のべ約4,000人が参加し、コロナ禍の制限がある中で、大変有意義な教研集会となりました。
具体的な内容や感想など詳細は、今後、『富高教情報』でお知らせします。
★尚、初日の講演会を含む「全体会」は、9月30日までの限定で見逃し配信をしています! 詳細はこちらから → 富山高教組FAXニュース 「見逃し配信」URL