こんにちは、TKDです。
土日は全教の生活権利討論集会に行ってきましたが、その最中に妻が、次男が発熱したことを知らせてきました。今日、妻が医者に連れて行ったところ、インフルエンザと診断。まあ、近所の同級生2人が先週インフルエンザにかかっていたので、やっぱりなという感じです。でも、8時半頃に帰宅してみると、テーブルで宿題をしている。熱も下がり、元気だということ。うるさいくらいにしゃべります。こちらは、書庫にこもって今年のセンターテストの問題を解こうとしたのですが、次男がでかい声で妻としゃべりあっているため集中できず。病人は早く寝ろ!と言っても寝ようとせず。こんな状態であと3日休ませる必要があるのか、と思います。10時半からセンターを解いてみましたが、各大問で万遍なく間違い177点。ダメですね。高校生以下です。まあ、去年は151点でショックを受けていましたから、それよりもマシですが。
さて、先週は北日本新聞に載った想田和弘さんの文章を紹介しましたが、今回も北日本新聞の紹介です。17日(土)の朝刊に、哲学者の西谷修さんの「戦争へ加速する年の初めに」という論考が載りました。率直な政権批判に感銘を受けました。経済政策については、
「経済成長」をうたう安倍政権の政策は、大企業を支援し、株高で富裕層を潤わせるが、企業優遇は雇用や労働の条件を劣化させ、多くの人を恒常的な貧困へと追い落とす。そのしわ寄せは若者や女性に集まり、それが子どもの貧困に拍車をかける。衆議院選が終わった途端、法人税減免と生活保護費の切り下げが打ち出された。保護されるのは人ではなく法人ばかりだ。
また、「戦争できる国」づくりについて、
首相は就任以来、延べ50カ国以上を回り、援助の約束をばらまいて国連の安保理入りを画策する。それで米国の「パートナー」になろうというのだろう。日米同盟で世界を仕切る? それが夢かもしれないが、いかにも時代錯誤の夢想というしかない。
このように喝破します。そして最後に、
安倍政権のめざす二つの方向は、いずれにしても展望がない。それでも「この道しかない」というなら、日本は徒刑囚を使役するガレー船(手こぎの軍船)のような国家となって、秩序の見えない世界をダッチロールし、やがて難破するのがおちだろう。船を漕ぐのは広範な貧困層、運営主は富裕層だ。
と言い切ります。
年が明けてから、白井聡、想田和弘、そして西谷修と、安倍政権真っ向批判3連発。いいぞ、北日本新聞。おそらく共同通信の配信でしょうが、富山新聞には今回も当然のごとく載っていませんでした。