書記長日記

雑誌好き

こんにちは、TKDです。

久しぶりの書き込みです。学校もそうですが、年度末はその年度の仕事と新年度の準備が重なって落ち着きませんね。書記局も総決算ともいうべき異動内示にかかわりとりくみと、新年度の準備が重なっています。昨日の午後は新年度の執行委員が集まって学習会。来週木曜日は新年度分会長・書記長会議、月末の31日は第1回執行委員会です。不器用な私は、頭の切り替えと気持ちの整理がつかず、もたもたしています。

さて、これまでもいくつかの雑誌を紹介してきましたが、私が定期購読している雑誌は、月刊のDAYS JAPANと「創」。前回の書き込みで紹介した季刊「冤罪file」、これも季刊で渋谷陽一編集の「SIGHT」。東京に行ったときはBIG ISSUEをまとめ買い。これも東京に行ったときに季刊誌POSSEを買ってきます。特集によって、「世界」や「atプラス」も。

創そんな中で、今回は「創」を紹介します。メディア分析・批判を中心に編集されているA5版の月刊誌ですが、連載陣が魅力的です。マッド・アマノ、柳美里、佐高信、鈴木邦夫、香山リカ、森達也、佐藤優、雨宮処凛などなど。永六輔と矢崎泰久の対談も。編集者の篠田さんを慕う人たちが集まっています。

4月号では、鈴木邦夫さんが北朝鮮の拉致問題に触れて、蓮池透さんを始め何人かの人の話を紹介している。その中で、何回も訪朝して国会で懲罰処分も受けているアントニオ猪木議員の言葉です。拉致被害者を奪還するという決意表明のために青いバッジをつけている議員たちのことについて…

きつい言い方ですが、青いバッジをつけている人の多くは、実際に何もしていません。選挙の道具として利用しているとしか思えないのです。日本国内の安全な場所に身を置いて、朝鮮に文句をつけているだけで、解決するはずがありません。

その通りだと思う反面、自分自身を反省させられます。私自身、憲法が大事だ、民主主義が大切だ、原発をなくさなければ、と言いながら、実際の行動をとっているかというと、何もしていないからです。

森達也は、衛藤晟一補佐官の「我々の方が失望した」発言、安倍首相の「最高責任者は私だ」発言、籾井NHK会長の「政府が右と言うことを左と言うわけにはいかない」発言などをとりあげ、「言葉があまりに軽い」と嘆く。雨宮処凛の都知事選総括も秀逸だでした。

と、連載コラムの紹介をしてきましたが、4月号では、記事の方でも見るべきものが多かったです。例えば、音楽家のゴーストライター事件で、週刊誌にスクープした記者が手記を載っています。その週刊誌やワイドショーを見ていなかった私は、今回のスクープのきっかけが、佐村河内氏と新垣氏と義手のヴァイオリニストの少女、3者の関係から表に出てきたということを知りませんでした。約5年前から少女と師弟関係にある佐村河内氏が、その少女に対して高圧的な態度をとるようになる。少女の親が相談した相手は、年に1回ヴァイオリン教室の発表会で伴奏を務めてくれる「お兄さん」に相談する。その「お兄さん」が新垣氏だったというのですから、事実は小説より奇なりです。

日本テレビの「明日、ママがいない」というドラマについて2人の研究者が対談している記事も、このドラマの何が問題かがよく見えてきます。

ということで、本屋で見かけたら手に取ってみてください。

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