書記長日記

私たちは「ガン細胞」か?

こんにちは、TKDです。

今日は4連休の2日目。あさからゆっくり過ごしています。次男の友だちが何人か遊びに来ています。今日か明日で仕事をしようと思っているのですが、まだ迷っています。大会議案書の情勢部分をまだ書けていません。この4連休の宿題です。

 4連休の前にはメーデー集会憲法講演会がありました。職場から参加してくださった方、お疲れさまでした。メーデー集会には平日の午前中にもかかわらず、高教組から70人弱の参加がありました。パレードまで残った方は少なかったのですが、でも授業の合間に来てくださったのだからやむを得ません。むしろ。最後まで参加してくださった方に感謝です。個人的には、この集会を1日の午後、できれば3時半以降に行ってほしいと思っています。そうすれば、授業を終えて参加できるし、パレードの後には打ち上げの飲み会も計画できるからです。せっかくの労働者の記念日、授業を気にしながら参加するより、打ち上げを楽しみに参加できる方がいいとは思いませんか? ただ、他の労働組合の都合もあるので、140429_182555なかなかうまくはいきませんが。左の写真は、メーデーに参加した前書記長が、メーデー帰りに「おもしろい写真」がとれたと送ってきてくださったものです。書記局で大笑いさせてもらいました。

さて、憲法施行記念講演会。今年は早稲田大学教授の西原博史さんの講演でした。印象に残ったのは、民主主義と全体主義の比較で、全体主義者は全体主義者は「国家」の存在を重視し「個人」の存在を認めない。国家を人間に喩えれば、ここの人間は細胞。細胞が入れ替わっても人間は存在するし、有害な細胞、例えばガン細胞は切除しなければいけない。という話です。なるほど、なぜ自称「愛国者」たちは自分と考えが違う人や集団・組織に対して、同じ日本人なのに「反日」と呼ぶのかと思っていたのですが、そういうことだっだんですね。彼らにとって私は「ガン細胞」でした。

私自身は全体主義者ではないし、国家の前に個人があるという考えを持っています。ただ、「ガン細胞」のように見えるものが実は大事な細胞だということもあるはずです。少なくとも前の戦争中、「反日」とか「売国」とか呼ばれて弾圧された人たちより、そのように呼んで弾圧していた人たち、「国のために」と叫んでいた人たちが、国家を危うくしていたのは事実です。今も、首相をはじめとする自称「愛国者」たちが国や社会を破滅に向かわせていると感じます。

福島第1原発の事故で国土の一部分が今後少なくとも数十年、人が住めない土地になったのに、まだ原発を再稼働しようとしている人間が、本当に国を愛しているとは思えません。

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