書記長日記

やっぱりアホな制度

こんにちは、TKDです。

スコットランドの住民投票では、独立反対派が勝ちましたね。私自身は深く考えたわけではありませんが、いざ自分が当事者になったときは迷うだろうなあと思ってみていました。今もどっちがいいのか分かりません。メリット・デメリットが拮抗しているのではないでしょうか。ディベートの論題にしたらおもしろそうですね。ただ、スコットランドが独立したら、世界各地の独立運動に火がつき、それはそれで混乱を生みそうですが、琉球の独立につながればいいなあと思っていました。まあ、当事者以外の人間が安易に煽ってはいけないことですね。

さて、8月中はそれなりに余裕があったのが、9月に入って慌ただしくなってきました。来週には評議員会が待ち構えていますし、再来週の頭には県教委交渉があります。その翌日にはパワーアップ推進会議と執行委員会。10月には県教委との交渉が、専門部も含めると8回も予定されています。まあ、逆にこれらの会議や交渉が富山高教組の力にもなっているのですが。そんな中、教員採用試験対策講座の受講者の一人から「合格した」という電話がありました。嬉しいニュースです。他の受講生の人たちはどうだったのかな。いい結果が出ていることを願っています。明日からは、実習助手採用試験対策講座が始まります。

ところで、昨日、定時制高校の職場から電話がありました。就学支援金の話です。なんと編入生は何学年に編入しようと新制度が適用される、すなわち授業料無償となる旧制度が適用されないというのです。さっそく県教委の担当者に電話してみると、1枚の表をFAXで送ってくれました。それを見ると、3月末に退学し4月に編入した場合は旧制度が適用されるのですが、間があくと新制度適用となるようです。ひどい話です。定時制の事務の現場も生徒・保護者も大変だと思います。年30単位・卒業までに74単位を超えた部分は授業料減免の申請をしなくてはいけないし、編入生もパターンによって取り扱いが違うし、10月入学生の申請もしなくてはいけないし。つくづくアホな制度を始めたものだと、改めて思います。早く廃止せねば。

戦争のつくり方ところで、『戦争のつくりかた』(マガジンハウス)という絵本をご存じですか? 2004年に出版され、けっこう話題になりました。その新装版『新・戦争のつくりかた』が発売されました。と言っても、文章そのものは一緒で、資料が新しくなったようです。私は古い方の絵本を持っていたので、久しぶりに読んでみました。

私たちの国は、60年ちかくまえに、/「戦争しない」と決めました。/だからあなたは、戦争のために/なにかをしたことがありません。

でも、国のしくみやきまりをすこしずつ変えていけば、/戦争しないと決めた国も、戦争できる国になります。

このように始まり、

わたしたちの国を守るだけだった自衛隊が、/武器を持ってよその国にでかけるようになります。

世界の平和を守るため、戦争で困っている人びとを助けるため、と言って。

せめられそうだと思ったら、先にこっちがせめる、/とも言うようになります。

と続きます。まさしく今起こっていることですね。予言の書か、これは。ということで、まだまだ続きがありますから、この後日本がどうなるか知りたい人は読んでみてください。

▲ このページの先頭にもどる

© 2014 - 2024 富山県高等学校教職員組合