書記長日記

安倍政権のカジノ推進を内田樹が喝破

こんにちは、TKDです。

日本ハムは残念でした。でも、最後の最後まで粘りました。来シーズンにつながります。優勝したソフトバンクが日本シリーズに出ることはいいことだと思います(と、自分を納得させている)。

以前書いた、「刑事マルティン・ベック」シリーズの『ロセアンナ』(角川文庫)に誤訳があったことですが、昨日角川書店の担当者から電話があり、翻訳ミスだということで、指摘に感謝されました。第2刷から訂正するそうです。増刷されるほど売れることを期待します。第2刷が出たら記念に買おうかなと思います。

書記局は先週の人事委員会勧告、そして今週中にはあるであろう県教委の提案、さらに明後日の分代会、明明後日の県教委交渉の準備と、忙しくなってきました。これから1ヶ月弱が正念場です。

さて、今日の朝日新聞に政府が進めるカジノの合法化について、内田樹さんへインタビューした記事が出ていました。さすがに内田樹で、カジノ推進を見事に喝破しています。

「賭博は何も生み出しません。何も価値あるものを作り出さない。(中略)不幸になる人々が増えるほど収益が上がるビジネスである以上、そのビジネスで受益する人たちは『賭博に淫して身を滅ぼす人』が増大することを祈ることを止められない。国民が不幸になることを受益するビジネスを国が率先して行うという発想が、僕には信じられません」

「安倍政権の経済政策は武器輸出三原則の見直し、原発再稼働などいかに効率的に金を稼ぐかにしか興味がない。でも、当然ながらリスクが高いほど金は儲かる。一番儲かるのは戦争と麻薬です。人倫に逆らうビジネスほど金になる。でも、いくら金が欲しくても、あまり『はしたないこと』はできない。その節度が為政者には求められる。その『さじ加減』については先人の経験値に学ぶべきですが、安倍政権には節度も謙虚さも何も感じられません」

このようにカジノ法案とそれを推進する安倍政権を斬って捨て、最後にこう言います。

「『金より大切なものがある。それは民の安寧である』ということは、飽きるほど言い続ける必要があります」

それは、私たち教職員にも求められることです。

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