こんにちは、TKDです。
名古屋であった教組共闘のブロック会議に出て、高速バスで帰ってきました。今回、行きは、朝に出るバスの便を押さえられず、迷った末に前日の夕方に富山をバスで出て、向こうで1泊し、翌日の会議に出るということにしました。しかも、名古屋市内はカプセルホテルくらいしか空いていず(金曜の晩ですからね)、やむを得ず三河安城まで足を伸ばし、そこの駅前のホテルに泊まりました。そこまでするくらいならJRのしらさぎで行けばいいのに、と思われるでしょうが、1泊しても(5000円台のホテルだったので)JRで行くより安上がるのです。結果的にはよかったです。なんと言ってもホテルがよかった。ABホテルというところですが、大浴場があり、朝食も(簡単なバイキングですが)ついて、5000円台。部屋もまあまあ広く、浴衣や簡単な部屋着ではなく上下が分かれている(つまりズボンもついている)作務衣タイプの部屋着が用意されていました。しかも、貯まっていたじゃらんのポイントを使ったので、支払はゼロ。さらに、今日は午前中が空いていたので、金山駅前の名古屋ボストン美術館で開催されている『ジャポネスク展』を見てきました。
ブロック会議も有意義でした。春闘学習交流集会のシンポジウムもそうでしたが、同じブロックといえど、違いますね。福井では、これまたシンポジウムでも紹介されていましたが、今度の4月から高志高校に県立中学が併設され中高一貫校になるのですが、中学の募集生徒数は90人。高校は6学級規模なので、3年後には高校から入学してくる生徒も存在することになります。しかし、中学段階で高校の内容も学ぶカリキュラムのため、高校から入ってくる生徒とはカリキュラムが違い、混合クラスは難しいとのこと。ということは、3クラス90人の生徒は、高校に上がってもそのまま30人学級で学び続けるわけです。私は、義務教育の中学校段階で、私立でなく公立で二つの制度があるということ自体、教育の機会均等を定めた憲法に違反していると思いますが、さらに同じ高校の中に2つの制度を持ち込むのですね。しかも30人学級という恵まれた環境を、ただでさえ恵まれた生徒たちに用意する。やはり、間違っています。でも、富山県だってベクトルは一緒。探求科学科というエリートコースを作り(当時、検討委員会の委員の1人が「エベレストの頂点が必要」という表現を使ったのを覚えています)、加配で手厚い教員配置を行っているのですから。もしエリートなるものがいたとしても、それは放っておいても自分で勉強していく力を持った人間だと思うのですが(つまり、金をかけなくてもいい)。こういう考えはもはや通用しないようです。ともあれ、県立の中高一貫校の動きは、県内で一度はつぶれたものの、いまだくすぶっています。阻止しなければ。