書記長日記

就学支援金の書類が改善

こんにちは、TKDです。

今週は各校で卒業式が行われましたね。皆さん、お疲れさまでした。私は、在籍校の卒業式に出席しました。5年前に担任した生徒が1人、ようやく卒業しました。式の前に立ち話をしていたら、「あなたが入学式の日に言った言葉があったから、卒業までがんばれた」と言ってくれました。「俺、何言ったっけ?」って訊くと、「夜間で卒業するのは大変なことだ」と言ったとのこと。確かに言いました。そして、周りに流されるな、と。でも、覚えてくれているとは思っていませんでした。覚えてくれていて、そして卒業まで頑張ってくれたことに感謝したいです。

さて、今日は就学支援金事務の担当者会議が開かれました。夕方に、県教委に行って資料をもらってきましたが、かなり改善されていました。今年度の担当者はこの間の私たちとの話し合いでも誠実に対応してくれていましたが、職場からの意見や要望、そして高教組の要求を踏まえて頑張ってくれたようです。

最初に探したのは、記入例にある生徒の名前。今年度は「氷見舞理」。ふりがなの欄には「ひみ ぶり」とありました。ふざけるな!と思いました。このバカな制度のせいで、どれだけ多くの人が苦しむのか考えたら、くだらない冗談を入れることはできないはずです。作った人間の不誠実さを感じました。今日の資料では、「立山華子」になっていました。無難ですね。個人的には「華子」は好きです。すみません。

最大の問題である、親権者が1人である理由欄ですが、チェックを入れる方法に変わっていました。1年間問題にし続けた甲斐がありました。また、訂正する場合は、訂正印を押すか、訂正して横に本人が署名する他に、職員が電話等で確認してその旨を記入することも認められています。その他、各校の担当者からの質問・要望・意見にかなり応えたものになっていました。

だからといって保護者がこの制度を理解できるかは別問題。やはり、混乱は生ずると思います。制度そのものが間違っているのだから、廃止するしかありません。それでも、制度が残っている間は、生徒や保護者のために少しでも改善させなくてはいけません。

残る最大の問題は、学校への事務補助のための人の配置。これが実現すると大きいなあ。

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