書記長日記

北陸新幹線に乗る

富山駅から気負って乗った。やはり速かった。

昨日、東京で教組共闘連絡会総会に出席。行きは、あえて「はくたか」に乗車。長野までの新駅をゆっくり見たかったからだ。私見では、飯山駅が面白かった。JR飯山線と接続しているし、周囲の自然が良い。東京方面からの観光客が来るのではないかと思った。

帰りは「かがやき」に乗車。東京から長野経由で帰ったのは特急「白山」以来の30年ぶりだ。長野ー富山はノンストップで50分。夜の帰りは、やはり速くて助かる。

しかし、新幹線には問題もある。新川地区に住む人々にとっては、JR時代に特急が必ず停車した魚津駅が、JRからなくなった。黒部宇奈月温泉駅に近い人々は良いだろうが、そうではない人々には厳しい。かく言う私も上市町の住人で、魚津駅をよく利用していた。家人も「魚津駅がないのは痛い」と言っている。

また、県内から北陸本線がなくなり第3セクター化された問題も深い。あいの風とやま鉄道の通勤・通学列車問題には、高教組も4月当初からとりくんでいる。実際に乗車して、混雑がひどい列車を実体験した。泊駅から東へ行く不便さもひどい。新潟方面に行くときは、いったいどうすれば良いのか。「はくたか」で糸魚川駅で下車しても、後が続かない。

この世には、「全ての人々にとって絶対に便利になる方法」はない。新幹線が出来て便利になった人々がいる一方で、大変に困っている人々もいる。このような状況を忘れてはなるまい。困っている人々のための要求や工夫こそが、富山高教組の使命だ。

なお、余談ではあるが、新幹線の車内販売で「鰤っ子ジャッキー」というおつまみ(能登のスギヨの製品で210円)を食してみた。美味しかったのだが、指がネチャネチャになった。この辺りにも一工夫欲しいものである。

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