いよいよ定期大会が近づいてきた。私は、高教組の定期大会を、一種の「祭り」のように思う。
「厳粛な大会を『お祭り』とは不謹慎な」とお怒りの方もおいでだろうが、ここで言う「祭り」とは、「非日常の時間」という意味だ。日々の職場生活からフッと抜け出て、一日半の長い時間を組合一本で過ごすーあるようで、なかなか無い事である。この「非日常」の時間を過ごす事で、多くの仲間達と繋がりが深まり、この「非日常」の時間を過ごした経験が、その後の日々の「日常」の時間の質を変化させるならば、それは真に「祭り」の時間であろう。
私は、学園祭などの学校での「祭り」が昔から好きだった。若い頃は特活部が長かったので、生徒会の連中と学園祭準備に勤しんだ。その経験から、「祭り当日だけの『見物人』よりも、祭りの日以前からその準備を行ってきた『準備人』が、一番、祭り当日を楽しいと思うことが出来る」と感じた。
定期大会という「祭り」の準備は結構大変であり、正直、疲れている。だが、あの華やかな「祭り当日」の活況を想うと、何かヤル気が湧いてくるのだ。私も、あと少しで満60歳になる。若い頃のようには身体が動かない。だが、オイボレはオイボレなりに、祭りの準備に勤しみたい。そして、祭り当日は、多くの仲間達と議論を重ね、活気ある時間を過ごしたいと願っている。