書記長日記

我が誕生日

本年度も残すところあと5日。かなり押し詰まった感がある。

ところで、昨日は私の誕生日だった。これで満61歳。永く生きた感もあるにはあるが、むしろ、「まだまだこれから」という想いの方が強い。思えば、私が誕生した1956年とは、戦後僅か10年チョイである。この国は貧しかったが、実に牧歌的な時代であった。CMで「あの頃は、外国とは繋がっていなかったが、近所とは繋がっていた」というのがあるが、正にそんな感じの時代だった。

それからもう60年。時代は変わった。しかし、如何に時代が変わろうとも、この世には「変わってはイケナイもの」がある。それは、例えば愛とか誠とか配慮であり、また、不条理への怒りや批判である。反省と批判なき社会は空疎な繁栄しか為しえない。他者への配慮なき社会は殺伐としている。これからの社会を豊かにして孫たちに手渡すのが老人の任務であろう。

あと暫くの本年度ではあるが、未来を見つめて進みたいと思う。

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