書記長日記

東京への行動を終えて

 5月25日~26日にかけて、中央行動に行ってきました。5月に入り、県外への行動は、これで3度目(名古屋1度、東京が2度)。現場にいるとなかなか行くことができないところへ行くのは、それはそれで楽しいのですが、移動に伴う身体的な疲れが・・・。それと帰った後の机上の書類の山を見ると、さらに疲れがドッと出てしまいます。

 今回の行動では、文科省交渉に参加する機会がありました。初めての文科省交渉です。こちらは全国から集まった高校組織懇の10人、文科省も10人。驚いたのは、私たちの目の前にいる文科省の役人は、20代~30代の面々。前日に「加計学園問題」で、前川前文科事務次官が会見で証言したこともあって、「文科省、頑張れ!」「応援している」との発言が交渉の場で出ました。

 私も若い文科官僚の前で、多忙の実態を話してきました。富山の「時間外勤務調査」の結果を述べ、多忙の背景に部活動問題あることを具体的に話をしてきました。また、何でもかんでも「ボランティア」という美名の下に、高校生に動員がかけられている実態が教員の多忙につながっていることも話してきました。一応、メモをとり、頷いてもいましたが、どれだけ自分の言葉が届いたかは分かりません。もっと心を動かすような話がしたいものだと思いました。

 そういえば、高教組の専従になって、自分が変わったと感じることがあります。それは、知らない人の前で話すことに、あまり緊張しなくなったことです。多分「慣れ」なのでしょうね。チラシやティッシュを見知らぬ人に渡すこと、ハンドマイクを持って公衆の面前で話すこと、そういうことに抵抗感がなくなってきた自分に気づきます。

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