書記長日記

「共謀罪」法が成立・・・、しっかりと現実を見よう

 毎月15日は、教員の給料日。だから15日は何となく嬉しい日です。ところが今回ばかりは、「共謀罪」法が成立した日となってしまい、憤り・不安・怒りを感じた日になってしまいした。

 本当にこの国は、どこに向かっているのでしょうか。「戦争する国づくり」をすすめていると、参加した講演会や学習会でよく聞くし、高教組の会議等で私自身そのような話もします。でも、心のどこかで「そうなってほしくない」という希望的観測を感じている自分自身もいたことも事実です。

 安倍首相が登場する前は、「決められない政治」に世の中が閉塞感を感じていました。ところが安倍首相が登場するやいなや、特定秘密保護法、集団的自衛権の閣議決定、安保法制(戦争法)、共謀罪の成立と、ここ数年立て続けにこの国のあり方を根本的に変えるような重大な閣議決定や法律が成立しました。「決める政治」を飛び越えて「決めすぎる政治」です。これならまだ「決められない政治」の方がよっぽど日本の国のためになっていたと感じています。この現実から目を反らさず、しっかりと見ていこうと思っています。

 定期大会前で、バタバタしている最中に、安倍首相は何てことをしてくれたのか・・・、「このやろう」って感じです。

 

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