書記長日記

名護市長選挙

こんにちはTKDです。もうすぐ9時ですが、まだ書記局にいます。明日の執行委員会の資料は作りましたが、機関紙の原稿を書けていません。明日が締切なのに。明日、交渉が終わってから書きます。さて…

昨日の沖縄・名護市長選挙は、米軍基地移設反対の現職・稲嶺進氏が勝ったことは、御存じの通り。4000票余りの差を大差と見るか、それほど差がないと見るかは、難しい。

移設には賛成だが、札ビラで頬をはたくような政府のやり方に我慢できず稲嶺氏に投票した人、

同じく賛成だが知事の公約違反(埋め立て承認)に憤って稲嶺氏に投票した人、

逆に基地が来るのは反対だが知事も認めたし政府も本気だし仕方がないと諦め推進派の末松氏に投票した人、

同じく反対だが生活が厳しくお金が下りるならと末松氏に投票した人、

たぶん、どちらに投票した人も地域の中で対立させられ、苦渋の判断の上での投票だったと推察されます。何よりも、こんな問題がなければ地域を二分するような対立は生じませんでした。原発立地地域と同じ構図です。

で、夕方職場近くのソバ屋で軽く食事をしていたら、フジテレビのニュース番組で、この問題を取り上げていたのですが、結論は「名護市のせいで、世界一危険な普天間基地の移設が遠のいた」ということ。名護市の移設反対の人々は、普天間に固定しても仕方ないと言っているのではありません、移設ではなく返還せよと言っているのです。それなのに、沖縄の中での分断を煽る言い方で、米国に何も言えない政府の責任を覆い隠す。さすが安倍ちゃんシンパのフジ・サンケイグループです。でも、ネット上ではもっと口汚い言葉が稲嶺氏や名護市民に浴びせられています(魂が汚れるから見ないようにしているけど…)。

今回の勝利を単純には喜べませんが、でも、とりあえずは移設にブレーキがかかったことを喜ぶとともに、名護市の人々の対立の傷が癒えることを祈ります。

 

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