こんにちは、TKDです。
珍しく夕方に書き込みをしています。今日の地元紙の新聞報道はショックでした。いわんや、顧問・部員をはじめ関係者のダメージは大きいと思います。記者は部活動の実態をわかって書いているのでしょうか。憤りを感じます。
さて、昨日から春闘期の職場オルグが始まりました。この「オルグ」という言葉をもっと現代に合った言葉にかえたいのですが、なかなかいい言葉が思いつきません。「職場訪問」では、しょうもないですしね。何かいい言葉があったら教えてください。
一昨日の執行委員会では、その職場オルグのレジュメについて話し合いました。そこでは、スクールカーストについても話題になったのですが、それは次回にして、別の話です。執行委員からレジュメの書き方が暗いという指摘がありました。実際、世の中を見てもひどい動きばかりで、それらを書くと暗くなってしまうのですが、でも確かにそれだけではオルグで話をきいた人も元気がなくなりますよね。現実が酷くても希望が感じられる、元気が出てくる、そんな集まりにしたいですし、そのためにもレジュメに工夫が必要です。そして、何よりもその場でいろいろな(愚痴も含めた)発言が出て、思いを共有できるような集まりになればいいのですが。
紹介したい本はDAYS JAPANというグラフ誌です。フォトジャーナリストの広河隆一さんが創刊し、このご時世にもかかわらず10年もの間続いてきました。表紙の右側には「一枚の写真が国家を動かすこともある」。その通り、国内外のさまざまな問題、とりわけ人権を脅かす問題を、写真と文章で告発し続けてきました。
3.11の前から原発の危険性を訴え続けており、福島第一の事故後は、募金によって放射能測定器を何台も福島のNPO団体などに寄贈し、さらに被災児童のために沖縄の久米島に保養施設を建設。放射能の被害に脅える子どもたちや家族を支えています。また、沖縄の基地や秘密保護法案、ヘイトスピーチ、性マイノリティへの差別、そして人権侵害の極致である戦争など、とりあげてきたテーマは数知れず。
そのDAYS JAPANの編集長が、この秋に交代します。新しい編集長の募集を行い、応募者に実際に紙面を作ってもらい、それを定期購読者に示して投票を行い(私も投票しました)、その後審査員による選考で30代の女性に決まりました。去年の8月からDAYSで編集者として働いている女性です。
さて、その辺(って、どの辺?)の影響があってかどうか、2月号の表紙は花嫁姿の女性。映画『抱きしめたい』の原作『記憶障害の花嫁』で書かれた女性です。中に写真と記事が載っています。わずか6Pですが…感動しました。この記事も含め、充実した内容です(毎回ですが)。ぜひ、手にとって読んでいただければと思います。
こんな雑誌が10年間続いていることが、この国の希望だと思います。