書記長日記

靖国神社に行ってきました

こんにちは、TKDです。久しぶりの書き込みです。

今日は3.11。あの日から3年が過ぎました。次男が通う小学校では黙祷を捧げたそうです。忘れないということは大事です。高校は入試だからそれどころではなかったですよね。しかも、朝は冷え込んで道路が凍結。私の自宅前でもスリップ事故が起きて渋滞していました。入試に向かう受験生に影響がなかったか心配です。

さて、先週は東京に3泊してました。そのため書き込みができなかったのです。6日は中央行動。夜に教育委員会制度改悪についてのシンポジウム。8,9の土日は高校教育シンポジウムに参加ということで、7日に一旦帰ってくるのも慌ただしいと思い、東京に残っていました。だから7日はオフでした。

何をしようと思い、午前中に靖国神社に行きました。なぜかって? 一度は見ておいた方がいいのかな、と思ったのです。見ずに批判ばかりしてるのも一方的ですよね。

とはいえ、12時から三鷹のジブリの森美術館を予約していたので、ほんの1時間ほどの参拝(?)でした。感想は、靖国神社だということを知らなければ、普通の神社ですね。建物が新しくて綺麗です。いっぱい寄付があるのかなと下世話なことを思ったりします。遊就館にも入ってみました。拝観料800円を出すのをためらいましたが、まあこれも勉強と思いきりました。これも、予想よりもおとなしい展示でした。もちろん、さまざまな兵器・武器も展示されているのですが、まあ思ったほど好戦的ではなかったですね。もちろん、大東亜共栄圏に基づいた歴史観で貫かれていますから、私の歴史観とはかけ離れたものですが。

違和感を感じたのは、「昭和殉難者」という名で、戦犯として処刑された人たちが祀られていることです。どう考えてもこれはおかしいでしょう。だって戦って死んだわけじゃないんだから。やはり無理があります。

私自身の結論は、一宗教法人として遺族を始め一部の人々のために、こんな施設がひっそりと(実際静かでした)残っているのはいいんじゃない、ということです。でも、政治利用されちゃいますよね。もともと政治利用のために建てられた施設なんだから。そういった生い立ちを切り離して、つまり戦死者の顕彰ではなく、戦死者の慰霊の施設に変わることができたら、政治利用もされにくくなるでしょう。もちろん、戦犯を祀るのはやめなくちゃ(と言っても、一回祀ったら戻すことはできないそうですね。松永という宮司もやっかいなことをしたものです)。そして、あらためて戦争で亡くなったすべての人々のための追悼施設を造り、公人は政教分離の下そちらに行くのがいいと思うのです。

昼にはジブリの森に行きましたが、施設よりも、三鷹駅からそこまで行く間の玉川上水沿いの道がとっても歩いていて気持ちよく、東京でもこういう所なら住んでみたいな(絶対無理だけど)と思いました。

 

 

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