書記長日記

キントリ

こんにちは、TKDです。

今日は久しぶりにいい天気。しかも仕事は休みです。たぶん委員長は今日も仕事をしていると思います。申し訳ありません。アホ息子2人は午前中から庭でずっと遊んでいて、夕方になってようやく勉強を始めました。しかも、庭に張った簡易式のテントの中で。何をやってるんだか…。

一昨日は3.13統一行動で、各地区で決起集会がひらかれました。私が担当する高岡地区は、支部長と話し合い、春闘決起とともに1年間の総まとめの会と位置づけ、各分会代表からとりくみを通して感じたことや分会の問題、とりくみの工夫などを話してもらいました。組織率の低下や多忙など問題を抱える中でも、各分会長さんが工夫をして分会を盛り上げようとしておられることを確認することができ、有意義な会となりました。

ただ、びっくりしたのは早めに集会会場のWウイングにいったところ、部屋が押さえてない。確認したところ、間違って翌日に借りてありました。あわてて同じ建物内にある志貴野高校の分会長さんに生涯学習センターの学習室を押さえてもらいました。助かりました。私が支部に間違った日を伝えていたのかもしれません。失礼しました。

集会の後は、近くの秋吉で懇親会。20人以上が集まり盛り上がり、毎年こういう会を持とうということになりました。

さて、高岡に1泊したため、この日に放映された「緊急取調室」(キントリ)の最終回を見れませんでしたが、家族がしっかり録画してくれていて、見ることができました。取り調べのすべての課程が録画・録音されるという緊急取調室で被疑者を取り調べることによって真実を暴いていくという天海祐希主演のドラマでしたが、脚本が甘い、甘い。あまりにリアリティが無くて、どうしてこんなに簡単に容疑者が自白しちゃうの、など突っ込みどころ満載のドラマでしたが、天海の迫力ある演技と、脇を固める演技派陣の渋さと愛嬌で、ついつい見ていました。ただ、繰り返される冤罪をなくすために、取り調べの可視化が必要だとされる中で、興味を持ったのが見始めたきっかけです。

冤罪には2つの罪があります。1つは無実の人に罪を負わせ刑を科すこと。そして、もう一つは、真犯人を野に放ったままにしておくこと。どちらも大きな問題であり、特に先進国では米国とただ2つ、死刑制度を残している日本では無実の罪で死刑になる可能性があります。事実、第2の足利事件といわれた飯塚事件では、死刑囚とその支援者が再審請求をしようとしている中、死刑が執行されました。取り返しがつきません。今も、名張毒葡萄酒事件や袴田事件、狭山事件など冤罪の疑いが濃い(というより99%冤罪)多くの事件が再審の決定を待っています。

冤罪が起こる理由はいろいろありますが、留置場を「代用監獄」とし、長期間拘留し、長時間にわたる取り調べで「自白」させ、その調書をもとに検察が起訴、裁判官が有罪判決を下すという流れができあがっています。被告人に有利な証拠や、検察が出した証拠に疑いが生じても、日本の裁判官の多くは「有罪」判決を下してきました。裁判官が「裏付けの無い自白」を証拠として採用しなければ、それよりも何よりも「疑わしきは被告人の利益に」の原則に則っていれば、多くの冤罪事件は避けられたはずです。

だから、裁判官がしっかりしていればいいのですが、それは無い物ねだ冤罪fileりというものです(それくらい裁判官のレベルが低いことは歴史が証明しています)。せめて取り調べの可視化が行われなければ、これからも冤罪は続きます。冤罪については、様々な書籍が刊行されています。私は、季刊「冤罪file」を読んでいます。また周防政行監督『それでも僕はやっていない』など優れた映画作品も数多くあります。

 

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