こんにちは、TKDです。
月曜から2泊3日で運動方針案を作成していました。やっと終わりました。と言っても、作成が終わったわけではなく、まだ前年度の総括の途中です。
以前は、書記局を離れて泊まり込みでやっていました。私が入った3年前は呉羽ハイツで、しかも4月1日からでした。わけもわからないまま、前年度の総括文を作成していました。酷いところに入ったと感じていました。なにしろ、呉羽ハイツの会議室にこもって作業をするのですが、そのために書記局から前年度の資料を大量に運び込むのです。で、ネット環境はなし。なんと前近代的なところかと思いました。それで翌年度からは書記局で仕事をしようということになりましたが、これはこれでしょっちゅう電話がかかってきて仕事が中断します。だから書記局を離れていたんだな、と思いますが、でもこれでいいのだとも思っています。大会が6月下旬になったことで時間的な余裕はできました。この後、ゆっくり残りを仕上げていこうと思います。
さて、今日は9日。夕方に憲法富山の会の署名宣伝行動があり、市役所の横で桜を眺めに来る人たちに署名を呼びかけていました。30分足らずの行動の終わり頃に、若い男性が「クソが! もっと勉強しろ!」と悪態をついて通り過ぎていきました。う~ん、これまで生きてきた時間だけをとっても、俺の方が勉強してると思うんだけどなあ。平和憲法をまもり、いかそう! と呼びかけていただけなのですが、ネトウヨ(ネット右翼)的な考えを持つ人からは「クソ左翼」に見えるのかもしれません。
このネトウヨ(または、それに近い考え方を持つ人)たちが、歴史問題でも憲法問題でも「勉強しろ」という言葉を使います。12年のミス・インターナショナル・吉松育子さんが、従軍慰安婦問題に対して「謝罪する必要がない」という声があることに米国のラジオ番組で「恥ずかしい。憤っている」と発言したことで、ブログが炎上したそうです。そこでの書き込みは「慰安婦の問題を語るには相当勉強しないと足下をすくわれますよ」とか「教養がないならデリケートな国際政治問題を語ってはいけません」とかいう、それこそ“恥ずかしい”発言のオンパレード。でも、彼らは歴史の「真実」を学んでいるつもり。実際ネットに氾濫しているのは「慰安婦は嘘」というような言説ばかりですから、そこで「勉強」している人たちは、それと違うことを言う人たちを「勉強不足」「教養不足」と思ってしまうのでしょう。
学問としてしっかり研究された書物を読めば、どちらが嘘かは明白なのですが、彼らがそんな書物に触れることはありません。でも、ネットからのみ情報を得る若い人たちは増えています。彼らにどのように発信していくか。難問です。