書記長日記

ワールドカップの影で

こんにちは、TKDです。

サッカーのワールドカップが始まりましたね。4年に1回のビッグイベントですし、やはり楽しみです。ただ、マスコミの興奮ぶりにはしらけるところも。今日のNHKのスポーツニュースでは、コートジボワール戦まであと何時間何分何秒という数字を画面の右隅に写し続けていました。ロケットの打ち上げか! それよりも、スペインとオランダの試合にもっと時間を取るべきだろ! 異常です。そして、この騒ぎの裏で、国会では数々の悪法が成立させられそうです。政治家や官僚は、別の意味でワールドカップに期待し、日本チームが勝ち上がってくれるのを祈っているでしょう。そこで目を光らせなければいけないのはマスコミなのですが、当然NHKは意図的にワールドカップの報道ばかりするだろうし、他のマスコミもどこまでがんばれるか。少なくとも、私たちが政治や社会の問題に関心を持ち続けているぞ、と意思表示することが大事だと思います。

ただ、集団的自衛権の行使では、公明党が譲歩しそうだという報道が昨日から流れています。もし本当なら残念だし、期待したのが馬鹿だったということかも。何せ、教育基本法の改悪や教員免許更新制度の導入、第2次安倍政権でも特定秘密保護法の成立や高校授業料無償化廃止、教育委員会制度の改悪など、自民党の補完勢力としての働き(本人たちは「ブレーキ役」のつもりのようですが)をしてきた党ですから(個人的には、教員免許更新制を導入した党は、自らの過ちをこの制度を廃止しない限り認め絶対許しません)。それにしても「平和の党」であることは党是のはず。それを投げ捨ててでも、与党でいたいようです。あくまで報道が本当ならということで、踏ん張れるようならここでの私の発言は撤回します。撤回させられるようにがんばれよ、公明党。

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